初めてのPHP PHPの書き方 基礎編
PHPを動かすフォルダを作る
いよいよプログラミングを始めるわけですが、その為のフォルダとファイルの確認をします。
ここまで前記事の手順通り進めた場合、フォルダの場所はcドライブ下にあるxamppフォルダの中のhtdocsフォルダになります。
ここがPHPを動かすためのサーバーにファイルをアップロードするための場所なので、この中に好きな名前のPHP練習用フォルダ(practice等)を作成してください。
今後はその練習用フォルダの中にファイルを作成して、プログラムの作成、確認をしていくことになります。
vscodeを導入した方は、vscodeのファイル→フォルダーをワークスペースに追加で作成したフォルダを追加しておくことでvscodeから簡単にフォルダにアクセスできるようになる為コーディングが便利になります。
htdocsをそのままワークスペースに追加してもいいですが、プロジェクト単位で追加した方がわかりやすく階層も無駄に深くならない為、必要な物だけ都度追加していった方が良いかと思います。
PHPの書き方
PHPを動かすためには、ファイルの拡張子を.phpで作成する必要があります。
なので、練習用フォルダ(ここではpracticeフォルダで進めます)にtest.phpを作成して下さい。
ワークスペースにpracticeフォルダを追加した方は、右クリックかワークスペース左上のアイコンから新しいファイルの作成が行えます。
ファイルの作成をした後は下記コードを記述して下さい。
このコードでどこからどこまでがphpなのかを教えてあげる事で、phpが動くようになります。
<?php
?>
文字を表示してみる
次に、echoという文字列を表示する為の言語構造を使い、helloという文字が表示出来るか試して見ます。
下記コードを記述し、http://localhost/practice/test.phpにアクセスしてファイルを開いてみて下さい。
<?php
echo hello
?>
Warning: Use of undefined constant hello - assumed 'hello'というエラーが出たはずです。
文字列は「''」もしくは「""」で囲わないといけないというルールがあるため起きたエラーで、「もしかして'hello'ではないですか?」と言われてます。
なので、次は教えてくれた通りにコードを書き直して保存した後、ブラウザのページを更新して下さい。
<?php
echo 'hello'
?>
今度はきちんと、helloという文字が表示された筈です。
では次に、もう一個文字を表示させて見ます。
<?php
echo 'hello'
echo 'bye'
?>
Parse error: syntax error, unexpected 'echo' (T_ECHO), expecting ';' or ','
今度は「;」か「,」を付けた方がいいんじゃない?とエラーがでました。
下記の様に改行を無くすと分かりやすいですが、これはどこまでが一つの命令文なのか理解出来ないために起こったエラーです。
<?php
echo 'hello'echo 'bye'
?>
なので、下記のように命令文の最後に区切りを作ってあげることで、きちんと表示されるようになります。
<?php
echo 'hello';
echo 'ohayo';
?>
PHPの書き方まとめ
・コードを書く前に <?php ?> を記述する。
・文字列は '' で囲む。
・コードの終わりには ; を付けて区切る。
以上はプログラミング初めたてによくやっちゃうミスです。
あとは、echoの後に半角ではなく全角スペースを挟んでしまう等も結構ありました。
それもTerapadでコーディングしてた故だったんですが、VScodeだと文法エラーのあるコード付近には赤い波線が出て初歩的なミスが減らせるため、絶対に最初から使うべきです。
最後にインデントも付けておく
今は大丈夫ですが、コードの記述量が多くなってくるとコードがどんどん見辛くなっていきます。
なので、コードの最初に空白を挿入してコードを見やすくすることをインデントと呼びます。
VScodeはShift + Alt + Fを押すことでインデントを付けてコードを見やすくすることが出来るので、コードを書く度にShift + Alt + Fでインデントを付ける。Ctrl + Sでファイルを保存という癖をつけておくとスムーズにコーディング出来ます。
<?php
echo 'hello';
echo 'ohayo';
インデントを付けたら最後の?>が消えたと思いますが、phpのみで完結しているファイルの場合は?>がなくても問題無いため勝手に消してくれました。
現在はechoだけなので何もインデントが付かない形になりましたが、対象の行にカーソルを合わせてtab、または複数行を選択してtabを押すことで自分でインデントを付けることも可能です。
ただし、自分でつけた物もShift + Alt + Fを押すと自動で良い感じに修正されてしまう為、基本的にはShift + Alt + Fに任せておいた方が良いでしょう。
2021/08/26